affected me ~私に影響を与えたもの~vol.3 NEXUS CLINIC 酒井知子先生:心地よい空間で、何でも相談し合えて、最良の治療ができる。 10年先まで通ってもらえる様な「NEXUSファミリー」を築きたいですね。

※自費研オンラインの記事を転載しています。(自費研オンライン https://jihiken.jp/

SSF×自費研の自費研online 新連載の第3弾!

夢を実現したい想い、好きな事を追求する意志、迷っている未来、……誰もが人生の岐路に立った時に立ち返る、少なからず影響を受けた物、事、人をお持ちなのではないでしょうか。そこで、これから自費診療業界を担っていく注目の先生方にスポットライトを当て、どのようにして今があるのか、様々なエピソードを交え熱い思いや将来への希望を語って頂く「Affected me~私に影響を与えたもの~」の連載をスタートいたしました。
皆さまに少しでも次の行動に繋がるヒントになれたら幸いです。

昨年の12月に「NEXUS CLINIC」を開院され、Instagramでは“バレにくい魔法の二重術” で全国から患者さんが通う人気ぶり、プライベートではお子様を育てながらクリニック経営をされている酒井知子先生。今回も、アクティブに活躍されている女医さんにスポットライトを当ててみました。

『すごく素敵な空間で、患者さんのお悩みが解消できたら幸せだろうな…』と思っていました。

Q. まず、クリニックに入った瞬間「なんて癒される空間なんだろう」と驚きました。開業するに当たってご苦労も多かったかと思いますが、今回は、先生にとって影響を与えた人であったり、物、事などをお伺いできればと思います。

働きながらの開業は大変でしたし、子育てとの両立もありました。実は、子どもを産んだ後、仕事に対して自信がなくなってしまった時期があったのですが、同じような境遇で仲良くして頂いている、ルクスクリニックの奥村先生や、レジュバメディカルクリニックの玲奈先生がいらっしゃるのですが、お二人とも子育てをしながらご自分で開業されていてばりばり頑張っている姿に影響受けて、私も頑張ろうと思った事が今に至るきっかけになっています。

そして「開業したい」と思ったきっかけが2つあって、1つはこの空間を作ってくださったデザイナーのhideyaさんという方なんです。hideyaさんは、色々なメゾン、ブランド、ホテルとかの内装をプロデュースしていらっしゃる方で、その人の作る空間がすごく好きだったんです。私もそんな空間で働きたい、患者さんにとっても素敵な空間で美容の手術を受けたらきっと幸せを感じてもらえるだろうなと思いました。コンプレックスを抱えていらっしゃる場所だからこそ、心躍るような空間を作ってみたらおもしろいんじゃないかなと。

ある時、伊勢丹のポップアップコーナーでhideyaさんがいらっしゃると知り、絶対に会いにいかなければと思いました。初めて会っていきなり「私のためにクリニックを作ってください。」と伝えました。ご本人はその時本気にされていなかったかもしれませんが、それが実現したということです。完全にhideyaさんがプロデュースした空間で、料理好きな私の好みに合わせて、お皿などをアクセントにグリーンを基調にしたリラックス出来る空間を考えてくださいました。 “NEXUS”が誕生する大きなきっかけになりました。

Q. 先生の行動力と想いが、その方との出会いに繋がったんですね。そして、もう一つのきっかけも聞かせてください。

はい、一緒に共同経営をしている則本先生の存在です。すごくオペが上手な先輩として尊敬している先生で、則本先生のオペを受けた患者さんはきっと幸せになれると素直に思っています。私は皮膚科をメインにしているので、患者さんによってはお肌のお悩みが解消してから、則本先生のオペを受けてもらうコラボ治療も可能なので、変化していくどんなお悩みにも最善の結果が提供できるクリニックとして、『一緒に作り上げたいね』という共通の思いから開業に至りました。

Q. 先生は子育てとお仕事を両立されていらっしゃいますが、何か秘訣があったら是非教えてください。参考になれる女医さんも多いと思います。

そうですね、オンとオフをはっきりつけています。子供と日中一緒に過ごせない分、帰ってからの時間は濃密に過ごそうと心掛けています。それから、家では出来ないことを保育園でたくさん体験しているようですね。お正月とかクリスマス会などで友達や先生の影響を受けたり、私の母や夫のお母様に手伝いに来てもらうこととか、夫も家族も先生達もみんなで育てているような感覚です。それが子供にとって良い影響を与えていると思えます。秘訣があるとしたら、周りの協力をいかに仰ぐか…ですかね。(笑)

『どんな事でも相談し合える』信頼関係を築くのが私のこだわりです。

Q. 先生が以前大手のクリニックに勤務されていた時と、ご開業されてからの大きな変化があればお伺いしたいのですが?

湘南美容クリニックに行ってから、その後Xクリニックというところにいたんですけれど、それまでは単純に患者さんとの関わりやオペをしていることが楽しいという感じでしたが、やはり開業すると、売上のことやスタッフのこと、マネジメントや管理業的なことがあるので大変ですね。反面、良かった事は、自分が思う患者さんのためになる治療ができる事です。大手だとマニュアルが決まっているので、それぞれの患者さんに最適な対応ができないことが多かったんです。今は、自分の判断で治療内容や機械の設定などが自由に決められて、本当に患者さん本位の治療ができるのがすごく嬉しいです。患者さんの経過をしっかりチェックできて、何より綺麗になった結果が見れるというのが楽しいですね。

Q.先生の二重まぶたの症例インスタグラムはすごいですよね。先生にやってもらいたいという人が多くいらっしゃると思います。患者さんに対して心掛けていることがあれば、教えてください。

私がこだわっているのは、何かあったらどんな事でも相談して欲しいということです。特に埋没法は、不具合が出ることが多いんです。しばらくして糸がはずれたり、目がごろごろするとか。治療後の相談を気まずいとか、行きずらいとか思われることが悲しいんです。なので、何か困った時は、何でも相談してもらえるような信頼関係を築けるようにいつも頑張っています。

10年スパンで患者さんがずっと通いたくなるような「家族のようなクリニック」を目指しています。

Q. NEXUSって「絆」という意味なんですね。患者さんやスタッフさんとの絆というか、関係性で心掛けていることはお有りですか?

銀座にある沢山のクリニックの中で、湘南にいた時の患者さんが、今でも自分を目掛けて来てくれるんです。それはとても嬉しい事です。それに、スタッフも“NEXUS”を良くしようという思いでいてくれて、家族のような存在だなと思っているんです。みんなで一つのものを作り上げて、より良くしていこうという思いで一致団結してやっているのは楽しい時間です。私たちは「NEXUSファミリー」と呼んでいるんですが、うちはあえて役職などは立てずに、何かあった時は遠慮せずに相談して問題解決していくスタンスで、ミーティングも定期的に私と則本先生とスタッフで行っています。みんなが思いやりを持って働けるような環境にしようと心掛けています。

Q. みなさんのチームワークを感じます(笑)。最後に、今後のクリニックの展望があればお聞かせください。

今は特別広告は打たずにインスタグラムが中心ですが、もっと“NEXUS”というクリニックを知ってもらうために何をしたら良いか今考えているところです。
「NEXUSに行ったら綺麗になれる」というようなクリニック自体のブランディングを確立していきたいですね。指名以外にも新規の患者さんが沢山来てくれたらと思います。そして、患者さん達にずっとクリニックに通ってほしいです。それは1年とかのスパンではなくて、10年スパンで通いたいと思ってもらえるようなクリニックになることが目標ですね。

NEXUS CLINIC
https://nexusclinic.jp/

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