美容クリニック開業医になるための準備とは
こんにちは!美容クリニック開業の相談担当をしております、株式会社エスエス・エフの渡辺です。
将来美容クリニックを開業したい!検討しています!とご相談いただくドクターから
どんな準備をしておけばよいでしょうか。とご相談いただくことが多いです。
その中で今日は3つの内容をご案内させていただきます!
①美容クリニックで勤務する
まずは当たり前のことですが、美容医療割合をほぼ100%にされるクリニックの開業を目指されるのであれば、
美容クリニックでのご勤務経験は必須かと思います。
サービスをご提供するにあたり、
美容クリニックにいらっしゃるお客様の属性などのペルソナの理解や
スタッフとなる看護師さん・受付カウンセラーさんとの関係、
治療メニュー、院内オペレーションetc
美容クリニックでのご勤務経験がないと知ることができません。
特に手技の習得・技術向上は今後美容クリニックを開業するにあたり
クリニックの売りとなる“○○ドクターだからこそ”の強みになるので、大事な要素のひとつです。
そのなかでも学会や論文発表など、より専門的に治療を突き詰められると
他院との差別化にも繋がっていくと思います。
また、自己ブランディングも同時にされると更にクリニックコンセプトも明確化されるので良いです。
②自己資金を貯める
事業を行うには何事も資金が必要になります。
クリニックの開業資金としては殆どの先生方が金融機関から融資を受けて開業準備を進めますが
ここでいう自己資金はその融資の際に必要になる資金を指します。
金融機関から融資を受ける際、事業計画やコンセプトの他、
ご自身の個人的による資産背景も融資の審査対象となります。
そのなかでも自己資金となる預貯金などの金融資産は
銀行によって求める金額は変わりますが、目安借入金額の1~3割ほどは用意しておくのがおすすめです。
③業界の流れやトレンドを把握する
美容医療・自費診療業界は、治療のトレンドやマーケット、法律の改正、マーケティングなど
その時代・業界の流れにあった、ビジネスモデルが生まれていきます。
例えばコロナ禍で一時的にオンラインでの診療条件が緩和されたこともあり、
オンライン診療専門クリニックが一気に拡大しました。(2023年7月末日で特例が解除予定)
また、脱毛クリニックは競合が増えたことにより価格競争が激化、
集客の主体が運用型のWEBマーケティング施策であるため、競合が増えたことにより広告費が高騰傾向。
価格競争により顧客単価も低下しているため
今後ご開業する後発クリニックさんはかなり厳しい戦いが予想されます。(エリアによっては可能性があると思います)
このように業界の流れを捉えることは開業準備としてはとても重要です。
需要と供給のバランス、立地やサービス設計などのマーケティングなどを踏まえ
クリニックコンセプトや事業計画を練っていかなければなりません。
最後に
美容クリニックに限らず、開業はドクターにとって一生に一度のことです。
また、ドクターによって「成功」のかたちは様々かと思います。
開業準備についてもそれぞれのドクターによって変わっていくこともありますので
是非お気軽にご相談くださいませ✨