企業による医療参入。美容クリニック開設・成功のポイントとは?

モバイル通信サービス、化粧品メーカー、フィットネスetc…、他業種の事業を行う企業がクリニック経営を始めて成功する事例が増えてきました。
一般企業による医療参入はこれまで参集障壁が高いことに加え、収益化が難しいことからあまり行われてきませんでした。
しかし、一般社団法人によるクリニック開設のルール変更や、美容医療市場の拡大により、他業種の企業からの参入・成功事例が見られるようになり、弊社にも企業様からのお問合せが増えています。

これまでの実績をもとに、企業による美容クリニック開設・成功のポイントを4点ご紹介します。

①既存事業とのシナジー
美容アイテムEC事業が成功していてターゲットユーザーを多数保有している、エステサロンチェーン事業でスタッフ教育やオペレーションノウハウがあるなど、美容クリニック経営を始めやすい素地があることがベターです。

②まず必要なのは人と施設
開業にあたり、まず必要なのは院長(管理医師)と、クリニックを開設する場所を決めることです。
作りたいクリニックの理念やコンセプトに共感する医師に入職していただくことが、クリニック成功のカギになります。
また、治療内容・集客目標に合致する立地や広さをよく考慮したうえで、マーケティングデータをもとに慎重に施設を選びましょう。

③法人の活用
クリニックをつくれる法人は、医療法人か一般社団法人です。こちらの開設については法務上の要件のほか、市区町村ごとのルールもあるため、詳細はご相談ください。
また、クリニックの経営の効率化を支えるため、MS法人(メディカルサービス法人)の活用もお勧めします。

④M&A(事業継承)という選択肢
医療法人なりをしているクリニックのM&Aの場合、法人・施設・人材(医師・看護師etc.)をそのまま引き継いで経営する方法もございます。
ただし、企業と医療現場では文化が大きく異なり、経営に大きく支障をきたすようなハレーションが起きることが少なくありません。
ビジョンの共有や人事評価制度など、慎重に進める必要があります。

弊社では、企業様の医療参入案件のご相談を多数いただいており、実際に開業後1年で拡大移転されるなど、成功事例もございます。
クリニックの作り方、医療の法務・税務、集患、人材の採用、オペレーション構築など、全方位からのサポートをご提供できるのが強みです。
オンライン・対面でのご相談をお受けしておりますので、ぜひお問合せください。

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